アーティスト

 


佐藤 久成(ヴァイオリン) Hisaya Sato, Violin

料理イメージ

東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学卒業後渡欧。ロームMF奨学生や特別奨学生として、ザールラント音楽大学、ブリュッセル音楽院、スタウファー音楽院、ベルリン芸術大学で研鑽を積む。日本演奏連盟賞受賞。リッチ、ルガーノ、ルイス・シガル、ベオグラード、ヴィオッティ等の国際コンクールで優勝、入賞。1994年、ベルリン交響楽団定期公演のソリストとしてヨーロッパデビュー。ベルリン響、ベオグラードフィル、ルーマニア国立響、ベルリン室内管、サンティアゴ響などと共演。ドイツ公共放送、ラジオフランス、イタリア放送、NHKにソリストとして出演。また、ピアノトリオを組みドイツ各地で公演を行う傍ら、アジア、中近東、オセアニア、アメリカに演奏旅行するなど、その演奏活動はソロに留まることなく幅広い。ライフワークとして、数万曲に及ぶ数々の未知の絶版楽譜を世界中で収集、それらの知られざる作曲家や 忘れられた作品の発掘に力を注ぎ、紹介・初演・レコーディングを積極的に行う。2002年、カザルスホールにてデビューリサイタル、以降、毎年、東京でリサイタルを開催。音楽の友誌にて「年間コンサートベストテン」に選出されている。ワインガルトナーのソナタ集や伊福部昭の協奏曲集をはじめとするCDを発表、各メディアや書籍への執筆活動も精力的に行い、2010年「哀傷のラメント」「トリスタンとイゾルデ」、2012年「ニーベルングの指輪」「オード・エロティーク」、2013年「魔界のヴァイオリン」、2014年「エヴォカシオン」、2015年「魔界のヴァイオリンⅡ」、2016年「魔弓のレジェンド」、2018年「誘惑のヴァイオリン モーツァルト ソナタ集」を続々とリリース。その多くのCDがレコード芸術誌「特選盤」に選出。各誌、各新聞紙上で高い評価を得る。日本経済新聞朝刊文化欄に「よみがえれ埋もれた名曲」の見出しで独自の活動が取り上げられ大きな反響を呼び、産経新聞モーストリー・クラシック誌「最新格付け!世界の名ヴァイオリニスト」総合ランキングと現役ランキングの両方に選ばれた。2015年、大阪フィル(指揮:小林研一郎)、仙台フィル(指揮:宇野功芳)と共演、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のライブCDをリリース。また、2016年には群馬交響楽団と定期演奏会(指揮:井上道義)にて共演。2018年5月にはサントリーホール大ホールにてソロ・リサイタルを行い聴衆を熱狂させた。


アルバート・ロト(ピアノ) Albert Lotto, Piano

食材イメージ

ポーランド人を父に、ウクライナ人を母に1946年ニューヨークに生まれる。
9歳のときにブルックリン・シンフォニーとモーツァルトの「戴冠式」を演奏するという
神童ぶりを発揮。
ジュリアード音楽院でピアノをサッシャ・ゴロニツキーに、室内楽をアーサー・バルサム、
ジョセフ・フックス、ナタン・ミルシュタインに師事。
1965年第1回モントリオール国際コンクール優勝。
1966年ブゾーニ国際コンクールで金賞を獲得。
1972年正式なデビューをリンカーンセンターで行い全世界に活躍の場を広げる。
日本には1970年初来日以来数多く来日し、各地でリサイタル、室内楽、協奏曲の演奏を
行う。1979年、“アイヴスの作品と哲学について”の研究で博士号を授与された。
1999年より世界的ヴァイオリニスト、イツァーク・パールマン主宰/パールマン・
ミュージック・プログラム・ピアノ部門の講師を務めた。
ロトの手から紡ぎ出されるピアノの音は、ベルカント唱法のように張りのある艶やかな音、
ピアニッシモまでも遠く響く音作りの詩情あふれる音色は、聴く人の心を捕らえて放さない。
また彼は、ずば抜けた心と技の持ち主で他のパートに対する感性も鋭く、室内楽奏者としても
宇宙的視野をもつ天性のピアニストである。